森丈二さん
- 留学先教育機関:University of Wollongong
- 留学時期:2016年4月 -2021年7月(5年3ヶ月)
- 現在のご職業・勤務先:エンターテイメント業界 造波装置オペレーター責任者
- 利用された留学エージェント/プログラム:オーシャンズ国際サポートセンター
現在どのようなお仕事をされていますか?
2021年10月開始予定
留学を決めた理由・目的は?
幼少期、私は日本のテレビ番組やドラマなどにあまり興味がなく、海外のドラマや映画を好んで見ていました。理由は特に覚えていないのですが、海外番組に面白さを感じ、当時より海外への憧れを感じていました。また、幸運にも旅行、サーフィン、国際交流イベント、語学研修などで、海外に行く機会がたくさんありました。そこで出会った人々や文化、暮らしなどにさらに魅力を感じ、これらの経験から、海外で暮らしてみたいという気待ちがどんどん強まり、留学を決意しました。
オーストラリアを選んだ理由は?
私は神奈川県の湘南地域で生まれ育ち、5歳よりサーフィンをしていました。当時より、台風の時期を除いて、湘南の波は小さく、私は苛立ちを感じていました。それに対して、オーストラリアは波がとてもいいことで有名だったので、もっとサーフィンが上手くなりたい、ということでオーストラリアを選びました。
また、高校2年時にニューサウスウェールズ州オークフラッツにある高校に、2週間の語学研修に行きました。そこで出会ったオージーの学生たちがとてもいい人たちだったので、またこの場所に戻りたいと思い、オーストラリアを選択しました。
教育機関を選んだ理由は?
ドバイにあるウェーブプール(サーフィンのできる波を造り出すプール)で、自分の好きなプロサーファーがサーフィンしている動画を見つけ、これを将来湘南地域に作って、サーフィンがしたいなと思いました。
そこで、インターネットで調べたり、オーシャンズ国際サポートセンターのエージェントの方と相談した結果、ニューサウスウェールズ州のウーロンゴン大学に造波装置があることを知りました。
この大学で波について学び、将来のウェーブプール建設に役立てたいと思いました。また、語学研修で訪れた地域にこの大学は近く、そこで出会った友達も入学することを聞いたので、ウーロンゴン大学で機械工学(Mechanical Engineering)を学ぶことにしました。

留学で学んだことをお聞かせください。
まず語学面では、自分の取っていたエンジニアリング教科はグループ課題が多いため、英会話は必須、また提出物ももちろん英語表記でしたので、英語については自然に上達していました。
勉強面では、一番苦労したのがプログラミングです。もともと苦手ではあったのですが、このスキルはエンジニアリングを学ぶにあたって必須だったので、たくさん勉強してできるようになりました。
プライベートでは、オージーや様々なインターナショナルの学生と関わりました。それぞれ個性や考え方などが違っており、対立や困惑があったのですが、長く付き合うたびに、色々な意見や考え方を受け入れる受容力や対応力が身についたと思います。
留学経験が現在のお仕事にどう活きていると感じますか?
今年より仕事を始めるので、まだどう海外経験を活かせるかわかりませんが、英語はその会社での海外関係者の方々との交流に役立つと思います。
英語を使うことで、各国の人々とのやりとりが可能になるので、仕事の幅が広がります。
また、プログラミングや工学知識は、自分の仕事に直結しているので、フルで活用することができます。それだけでなく、大学でのグループ課題の遂行や、プロジェクトマネージメント教科の受講、クラブ会長を務め、様々な国の人々と会話をした経験などから、仕事関係で必要なチームワークやコミュニケーション、マネジメントに役立て、プロジェクトに貢献できると思います。
将来やりたい事に留学経験はどう活かすことができると思いますか?
留学前の目標は、造波の知識等を大学で学び、卒業後ウェーブプールに携わることでした。結果的にそのお仕事に就けることになり、目標を達成することができました。
これからの目標としては、ウェーブプール技術の発展、改良に務め、最高質の波を造り出したいと思っています。そのために大学で得た工学知識を駆使し、英語を使って海外の方と造波装置改良のためのやりとりをし、留学経験で養うことができたチームワーク、コミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント能力を使って、次の目標に向けて、日々努力を続けたいと思います。
留学を考えている方へアドバイスをお願いします。
豪州大学のレベルを甘く見てはいけません。相当な覚悟がない限り、入学はお勧めしません。しっかり目標を立て、勉強すれば、充実した海外生活を楽しめます。自分も、もう少し効率の良いやり方さえすれば、もっと充実させられたなと後悔をしています。
大学に入学したら、正直一人ぼっちです。早い段階で周りの学生に話しかけて、友達になりましょう。勇気がいりますが、早めに慣れた方がいいですし、勉強する際に知識交換や役割分担ができるので、すごく効率がいいです。
現地のスタイルやアクセントの真似、クラブ、フェスなどに行って、「海外かぶれ」をしてください。その方が現地の人々と馴染めますし、日本とは違った楽しい生活を送れます。
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