実践的な学びを重視

オーストラリアの教育 

オーストラリアで取得できる資格・学位は、卒業後の生活や仕事に役立ち、成功に導くことを目的としています。

実践的な学びを重視した教育・学びの課程では、「何を」「どのように」学ぶかが大切であり、それが自分が選んだキャリアを構築していくための準備となります。 

オーストラリアの教育水準は一貫して高く、あらゆる教育機関において、学生が職業面でも人間的にも成長できるよう支援することに力を注いでいます。創造的な思考や21世紀型の「ソフトスキル」の習得から、各種業界と結びつきのあるコースでの学びや職業体験まで、オーストラリアで得た経験により、卒業後は即戦力になっていることでしょう。

新しい思考方法や学習スタイルが身に付く

オーストラリアに留学すると、これまでと違った方法で考え、学ぶように促されます。

昨今、世界各国の企業が求めているのは、イノベーティブに考えることができる、高いスキルを持ったプロフェッショナルです。オーストラリアの教育機関は、そうした企業や業界のニーズに応えるため、教育・学習スタイルを変化させてきました。そのため、どの分野で学んでも、創造性を発揮し、問題をさまざまな角度から検討することが求められます。

オーストラリアの資格や学位は、単に教科書の内容や公式を暗記するだけでは取得できません。教育機関では、起業家のように考えること、つまり機会を見出し、変化に適応し、失敗した時には、それを新しいことに挑戦したり改善したりするチャンスとして捉えるようにと教えられます。

講師は学生に、質問をしたり、独自の視点から意見を発表したり、他の人と協力して問題解決のための新しく創造的な方法を試したりするよう促し、自信がつけられるように導きます。こうした経験は、友達を作り、成績を上げ、一生使えるスキルを身に付けるのに役立ちます。 

職場で重視されるソフトスキルが身に付く

オーストラリアの教育機関が提供するコースでの学びは、世界中の企業で求められる「ソフトスキル」の習得にも役立ちます。

チームワーク、クリティカルシンキング、問題解決、効果的なコミュニケーションといったスキルを身につけることができます。

こうしたソフトスキルは、理論的・技術的なノウハウと合わせて、個人そしてプロフェッショナルとしての能力を高めることにおいて、重要な役割を果たします。

業界のニーズに合わせたコース内容

オーストラリアの教育機関は、産業界との強いつながりを持っています。  

• 現在の、そして今後新たに生まれるであろう業界のニーズに応えられるよう、コース内容が設計されています。
• コース内容や指導方法は、その時々の業界の状況に合わせて、また世界のベストプラクティスに従い、定期的にアップデートされます。
• インターンシップやワークプレイスメント（就業体験）を取り入れているコースも多くあります。 
• さまざまな学習分野で、ゲスト講師として招かれる各界の専門家から学ぶ機会が頻繁に設けられています。 高等専門教育コースはすべて、各界の専門家が講師を務めています。 

職業統合的学習 

オーストラリアの教育機関が提供している多くのコースが、職業統合的学習を取り入れています。

職業統合的学習（WIL）とは、職業の場で学び、実際のプロジェクトや職場を体験する学習です。職業統合的学習には、以下のようなものがあります：

• 実際の職場での職業体験（インターンシップ、臨床実習、フィールドワーク、実習・演習などとも呼ばれます）。地元のほか、州を越えて、あるいは海外で行われるものもあります。
• 業界と提携し、オンライン上や、教室、職場などで行われるプロジェクト。「ハッカソン」や、ビジネスインキュベーター、スタートアップなど。
• 企業からのインプットや、コンサルテーション、評価などがある職場環境シミュレーションや、業界と関連する活動など。