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オーストラリアで住居を借りる場合、登録不動産業者を通じて物件を借りるか、物件所有者(大家)から直接借りることができます。
不動産業者を利用して物件を借りる場合は、登録業者があなたと大家の仲介を果たすことになります。物件の案内、申し込みの手続き、ボンド(敷金)の管理など、貸借の手続きを手助けしてくれます。
大家から直接借りることは、個人賃借(プライベートレンタル)と呼ばれます。これは、大家自身が賃貸手続きを行うものです。これは賃借人にとってリスクが高くなります。大家が正しい手順に従うとは限らないからです。不動産業者が提供するサポートサービスを受けることもできません。
ここでは、オーストラリアで賃借人として留学生が持つ権利、および大家ができること・できないことについて、よくある疑問のいくつかにお答えします。
法令により、貸してもらうことはできます。ただし、賃貸借契約を締結する前に物件を見て、下記の確認ができるようにすることが大切です。
いいえ。大家が賃貸借契約を締結する前にボンドを求めることはできません。法律の下で賃借人としての権利を守るために、まず契約を締結することが大事です。
いいえ。大家があなたのボンドを保持することはできません。
ボンドは、該当の州政府または準州政府のボンド当局に供託する必要があります。ボンドは、借用期間が終了するまで、当局が保持します。
通常は、あなたがボンド当局に直接提出することができます。しかし、大家があなたの代わりにボンドを提出する場合は、ボンド提出を証明する正式な書面を必ず受け取るようにしてください。提出後、家主は受領書をあなたに渡す必要があります。
借用期間終了時に物件に損傷があった場合、大家は、修理費用の補填としてボンドの一部または全額の使用を主張することができます。物件が良好な状態に保たれていた場合、ボンドは「貸借終了」または「最終」検査完了後に返金されます。
はい。大家は、壁にある跡やカーペットの染みなど、既存の損傷の詳細について記した状態報告書を提出しなければなりません。その際、あなたは下記のことを行う必要があります。
この報告書は、借用期間終了時に物件の損傷について紛争が生じた場合に証拠として使用できます。
いいえ。大家は、あなたに書面で適切な通知をしない限り、賃借料を増額することはできません。
ほとんどの州・準州では、期間の定めがある賃貸借期間に賃借料を増額することを禁じています。ただし、賃貸借契約を確認する必要があります。賃借料の増額が認められる旨の条項が記載されている場合があるためです。
予定されている賃借料の増額が不合理であると思われる場合は、大家に異議を申し立てるか、該当の州または準州の住宅貸借当局(下記)から支援を受けることができます。
いいえ。大家はあなたの許可なくあなたの家やアパートに入ることはできません。ただし、大家はあなたに適切な通知をした後、定期的な検査を行うことが認められています。
以下に関しては州・準州の法律により異なります。
賃貸借契約の条項により異なります。期間の定めがある賃貸借契約を結んでいて、あなたが早期に退居した場合、大家にあなたのボンドの一部または全額を取得する権利があることもあります。新たな賃借人を見つけるための広告費を支払う必要がある可能性もあります。
しかし、月ごとの賃貸借契約であり、退居前に適切な(合意された通知期間内に)通知を行った場合、大家は未払いの賃料や損害を差し引いた金額のボンドを返金する必要があります。
いいえ。大家は正当な理由なくあなたを立ち退かせることはできません。しかし、あなたが家賃の支払いを怠った場合、または賃貸借契約に違反した場合は退去させられる可能性があります。
大家があなたに立ち退きを求める場合、大家はあなたに書面で通知し、該当の州または準州が立ち退きのために定める法的手続きに従わなければなりません。
修繕の性質と、誰が損傷を与えたかによって異なります。大家の負担となる修繕には以下があります。
ただし、損害があなたやゲストによって生じた場合、その修繕はあなたの負担になります。例えば、壁に穴を開けた場合、自身が修繕費を払うことになります。
大家が家の修繕に応じない場合は、地元の賃借人権利団体に連絡してください。
大家の言動について疑問や懸念がある場合は、地元の学生センターまたは賃借人権利団体に相談するか、法的助言を求めてください。
あなたにはオーストラリアで安全かつ快適な住まいを借りる権利があり、いつでも手助けできる人がいます。どこから始めるべきかわからない場合は、所属する教育機関に助言を求めましょう。すべての州と準州に地元の学生向けサービス、ハブ、サポートセンターがあり、支援を提供しています。該当の州または準州で賃借人サービスを依頼することもできます。