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オーストラリアの留学生として、物件を借りるにあたっては、他のすべての賃借人と同じ権利があります。この権利は、安全で快適な生活環境を確保できるようにするためです。詳しく見ていきましょう。
登録不動産業者を通じて物件を借りる際、その業者は必要なすべての手順に則ってあなたが法的な保護を受けられるようにします。
既存のシェアハウスに入居するか大家から直接借りる場合(個人貸借)、賃借人としての法的な権利を知っておくことで、物事はよりスムーズに進みます。
個人貸借の住宅を探す場合は、住所をよく確認し、見学日が広告されている物件を訪れるか、時間を調整して物件を見学して、住宅や地域環境を自身で確かめるようにしましょう。
個人貸借を申し込むか既存のシェアハウスに入居する場合は、いかなる支払いを行う前にも、大家(所有者)の身元を確かめ、入居者を募集する人がその部屋や物件を貸す法的な権利を有していることを確認します。
貸借ボンド(敷金)とは、借用期間開始時に支払う保証金です。ボンドは、正式な書面を用いて、該当の州または準州の住宅賃貸当局に保有されるべきものです。それによりあなたとあなたのボンドが法的に守られます。
ボンドは、あなたが物件を退去する際に返金されます。ただし未払いの賃貸料が残っている場合や、あなたが有責の損害がある場合はその限りではありません。
注意:賃貸借契約書に署名した後に支払う必要があるのは、ボンドと4週間分の前払いの賃貸料のみです。入居前に「身元調査」や「検査手数料」といった手数料を前払いで支払う必要はありません。
大家または物件担当の不動産業者(不動産管理者)は、あなたが入居する前に状態報告書を作成しなければなりません。文書のコピーが手渡されますので、その報告書が正確であることを確認します。
その報告書に変更を加えることが可能です。物件の内外を問わず家屋や家具や装備に損傷があれば付記することができます。例えば、跡や傷、何らかの汚れなどです。
賃貸借契約を締結し、鍵を受け取ったら、できる限り速やかに物件の状態を注意深く確認しましょう。家具を搬入する前に注意して状態を確認することで、既存の損傷、摩耗や傷がより明確にわかります。
報告書が正確かつ完全であると確認できたら、報告書に署名と日付を記入し、速やかに(通常は入居から5営業日以内)に返送する必要があります。郵送で書面を返送すると配達に時間がかかるため余裕をもって送りましょう。
受領後、不動産業者または大家は、署名済みの状態報告書を紙または電子ファイルであなたに2部提出しなければなりません。賃借人と大家の両者は、賃貸借期間終了まで各報告書の写しを保管しなければなりません。
入居後に知っておくべき、特に重要な権利についてご紹介します。
賃借人として、あなたには安全で手入れの行き届いた物件に住む権利があります。大家は、物件に(水漏れなど構造的な問題で生じる)カビ、アスベスト、害虫などの危険がなく、すべての家電製品や備品が機能している状態にする責任があります。
不動産業者または大家は、3~6ヵ月ごとに物件を検査する手配をします。法により、少なくともあなたの住居に入る7日前までに通知しなければなりません。検査に立ち会うかどうかは任意です。
あなたにはいつでも借用契約を終了する権利があります。これには2つの理由があります。
大家には契約期間を早期に終了する権利がある場合もあります。例えば、大家が家の売却や改装を望むことも考えられます。賃貸借契約書類を見て、条項を確認してください。
契約期間の終了が近づき、大家が貸借契約の更新を希望しない場合は、30日前に通知する必要があります。
大家から差別を受けたと思われる場合は、オーストラリア人権委員会か、以下に記載する法的機関のいずれかに助言を求めることができます。
権利とともに、賃借人としての法的な責任もあります。これには、物件を合理的な状態に保ち、賃貸料を期日までに支払い、賃貸借契約の条件に従うことなどが挙げられます。
あなたが契約上の責任を果たさなかった場合、大家または不動産業者は14日間の解除通知を告知することができ、あなたはその14日間のうちに退去が必要になります。
権利が侵害されたと思われる場合は、該当の州または準州の賃貸借権利機関に連絡してください。
素敵な住まいが見つかりますように!