法律で規定された権利と法律上保護されること

オーストラリアの法律がもたらすメリットをいくつかご紹介します。

質の保証された教育

オーストラリア連邦政府は、オーストラリア国内のすべての教育機関に対し、以下のことを義務付けています。

• 登録要件を満たすこと
• 正式に認可を受けること
• 厳しい質管理チェックに合格すること

学生ビザでオーストラリアに留学する学生は、国の質基準を満たす、政府に登録されたコースのみを受講することができます。これらのコースのリストについては、Commonwealth Register of Institutions and Courses Overseas Students（CRICOS）をご覧ください。

ESOS法（2000年海外の学生への教育サービス法）およびNational Code 2018（留学生受け入れにかかる登録行政および教育訓練機関に対する全国行動規範）は、すべてのCRICOS登録教育機関に対して、学費保護サービス(TPS)の利用を含め、留学生サポート、情報、プロセスに関する厳格な規則に従うことを義務付けています。

教育・訓練機関に苦情を申し立てる必要がある場合

オーストラリア連邦政府は、留学生オンブズマンと呼ばれる独立した擁護・仲裁団体を任命しています。留学生オンブズマンは、オーストラリアの私立学校、カレッジ、教育機関、大学にかかわるあらゆる問題や苦情に対応します。

公立（政府）の教育機関または訓練機関で勉強している場合は、勉強しているオーストラリアの州または準州のオンブズマンから支援を受けることができます。これらは独立した苦情処理機関です。

• Australian Capital Territory Ombudsman（オーストラリア首都特別地域オンブズマン）
• New South Wales Ombudsman（ニューサウスウェールズ州オンブズマン）
• Northern Territory Ombudsman（ノーザンテリトリー準州オンブズマン）
• Office of the Training Advocate（トレーニング・アドボケート事務局）
• Queensland Ombudsman（クイーンズランド州オンブズマン）
• Tasmanian Ombudsman（タスマニア州オンブズマン）
• Victorian Ombudsman（ビクトリア州オンブズマン）
• Western Australian Ombudsman（西オーストラリア州オンブズマン）

留学生の職場での権利

留学生が勉強しながらアルバイトをする際の、労働者としての権利と受給に関する権利について詳しく説明します。

教育機関がコースを提供できない場合

コースの費用を支払ったにもかかわらず、大学、TAFE、RTO、または学校がコースを提供できない（または終了できない）場合、学費保護サービス（TPS）を利用できます TPSは、授業料の払い戻しをサポートしたり、学業を修了するための別の教育機関を探したりすることができます。

製品またはサービスに問題がある場合

オーストラリアには、留学生を含むオーストラリアの消費者の権利を保護するための消費者保護法があります。

購入した、または購入したい製品やサービスに問題がある場合は、最寄りの州や準州の消費者保護機関に連絡し、消費者支援を受けることができます。

消費者保護機関は以下を提供できます。

• 消費者の権利に関する情報
• 購入しようとしている、あるいはすでに購入した製品やサービスについてのアドバイス
• 企業運営や、法律の下での企業行動に関する詳細
• 企業に対する苦情を申し立てる方法についてのガイダンス